発売年：1965年 レンズ：YASHINON-DX 32mm/F1.7 サイズ：127×72×49mm シャッター速度：B・120〜1/500秒 重量：約490g 電池：TH-4MKまたはKM-4M型水銀電池 1個 当時価格：18500円

絞り優先EEのハーフサイズカメラ。COPAL-ELEC電子シャッターを搭載し、最長120秒のシャッター速度まである絞り優先EEを実現した。このカメラ発売の翌年に初代エレクトロが発売になる。距離計はなく、ピントは直進ヘリコイド式。ファインダー内に距離ピクトグラムが表示される。背面にある赤ボタンはバッテリーチェックで、軍艦部の緑ランプが点灯する。スライドスイッチは、露出警告スイッチで、赤の部分では露出オーバーの赤ランプ。黄色の部分でスローの黄ランプが点灯する。適正範囲の場合は点灯しない。エレクトロ３５のように、レリーズボタン半押しで露出ランプが点灯するのではなく。このスライドスイッチをスライドさせる必要がある。右のスイッチは、バルブ、オート、フラッシュの切り替えスイッチ。通常はＡ位置で使用する。レンズは４群６枚構成。前面にある円形つまみは、シャッターロック。電池は、資料にはTH-4MKまたはKM-4M(5.2V)とあるが、HM-4N型水銀電池(5.6V)が収まる。4LR44(6V)で代用可能である。

レストア情報 シャッター、巻き上げ不動。シャッター羽根洗浄、内部接点調整で改善。 このカメラはＹさんのご厚意でご提供いただいたものです。ありがとうございました。 レストア大作戦参照

作　例