発売年：1956年 レンズ：SETAGAYA KOKI SEKOR 75mm/F3.5 サイズ：140×97×47(103)mm シャッター速度：B・1〜1/300秒 重量：約765g 電池：なし 当時価格：19500円
	6×6cm及び6×4.5判切り替え式スプリングカメラ。IVB型の廉価版として開発された機種。二重像合致式連動距離計を搭載し、ボディー背面にあるフォーカシングノブを回すとフィルム面が前後する（バックフォーカシング）。フィルム室内にあるフレームにより、6×6判と6×4.5判を切り替える（撮影中は不可）ことができる。ファインダー下にあるレバーをスライドさせることでファインダー枠サイズも切り替えられる。この機種以前では、差し込み式フィルム圧着板を採用していたが、正しく装着できず撮影に失敗する事例があったことから、KII型で蝶番式に改善された。当時の広告には、「内部機構の充実から生まれた信頼性に富む普及型、連動式高級機の大衆化に成功した」とある。レンズは３群４枚構成、シャッターはCOPAL-MX。

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