発売年：1949年 レンズ：ROKKOR 25mm/F3.5 サイズ：72×46×22mm シャッター速度：B.T・1/25秒〜1/200秒 重量：約290g 電池：なし 当時価格：7750円 　コーナン１６オートマット。16ミリフィルム使用のミニサイズマニュアルカメラ。甲南カメラ研究所が製造し、千代田光学精工（ミノルタ）が販売した。1947年に甲南カメラ研究所の西村雅貫氏が発表した16ｍｍカメラ、「ミカオートマット」はミニサイズカメラとして人気があり、生産が販売になかなか追いつかなかった。その後、量産化のため千代田光学精工が協力、コーナン１６として発売になった。レンズはROKKOR 25mm/F3.5(３群３枚構成)。テレホンカードよりも小さなボディーで、全金属（真鋳）製、ずっしりと重量感がある。シャッター速度と絞りを任意に設定できる。シャッターチャージとフィルム巻上げは、引き出し式のプシュプル方式。シンクロ接点も付いている。0.84倍のファインダーもクリア。

レストア情報 シャッター不安定。レストア大作戦参照

小さな16mmフィルム使用。カートリッジも金属製。

フィルムケースと比較すると、その小ささがわかる