騙しカニ目
OLYMPUS 35UC　編
1973年発売のOLYMPUS 35UCと、1969年発売の35SPとは外観が違うだけで基本的には同じ機能を持っています。35SPの方が圧倒的に有名ではありますが。
さて、このカメラ前群レンズを外そうと試みるのですが、「あれ？リングにカニ目が１カ所しかない！」ことに気が付きます。どうやって回そうか。何か専用の工具でもあるに違いないと悩んでしまいます。
しかし、これは騙しカニ目なのです。なんとこのネームの入っているリング、実は接着剤でくっついているだけのプレートなのです。１カ所しかないカニ目小さなドライバを入れて、ゆっくりと持ち上げてみてください。あまり力を入れると危ないです。なんとプレートリングは簡単に取り外せます。この後は簡単にレンズを外すことができます。

この35UCや35SPの騙しカニ目には、悩んでいる方が多くいらっしゃるようです。お役に立てましたでしょうか？

（普通の２つカニ目回転式というプレートもあるという情報をいただきました。マイナーチェンジと思われます。２つカニ目がある場合は通常のように回転させて外してください）