騙しネジに騙される MINOLTA A5　編

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	この時代のカメラは実にメカニカルで面白いものです。軍艦部にも多くのネジがあります。アクセサリーシューの内部にもありました。隠しネジが。さらに、フィルムカウンターを押さえてある「騙しネジ」が２本ありました。１本はゆるめたときすぐに変だと気づき締めなおしましたが、もう１本は騙されました。軍艦部を開けたら内部の小さなネジが２本落ちてきました。（大事には至りませんでした）
	ファインダー部を覗いて驚きました。ブライトフレーム用に立派な三角プリズムが付いています。コンパクトカメラでは、ミラーを使っているものが多く、プリズムを使っていても小さなものが多いのですが・・当時のMINOLTAの気合いが感じられます。 二重像がうまく動いていない原因は、距離計の固着でした。オイルを少し注すとすぐに復元されました。
	底部にも写真のように隠れたネジが３本ありました。
	ファインダーガラスも汚れていたので清掃しました。
	最後にレンズです。前群、後群ともカニ目を回して取り外します。拭き傷のようなものが全面に広がっていたので心配しましたが、レンズクリーナーで拭き取れました。正体はカビでした。