絞り羽根が脱落しているようです。 絞りの形が対称になっていません。

シャッターユニットと絞りを分離しました。絞 り羽根を外すと、羽根の１枚の金属突起が 欠損しています。幸いに、SEIKOSHA-MXL シャッターのストック部品がありましたので、 １枚を移植しました。絞り羽根の組み立ては 何度やっても苦労しますが、何とか完成です。

SEIKOSHA-MXLシャッターです。動作が不 安定である原因は、スプリングの位置ずれで す。修正して動くようになりましたが、シャッ ター羽根が開いたり開かなかったりします。

よく観察すると、シャッターチャージリングに付い ている金具の動きが不自然です。その裏面にある 小さなスプリングが外れているのが原因でした。

最後に、軍艦部の仕掛けについて記載します。 シューに３本のねじがありますが、上部２本は騙し ねじです。これを外してしますと、裏打ちしてある 金属板が軍艦部内部に落下しますので、注意して ください。外すのは下部の１本のねじだけです。