軍艦部を開けるためには、前カバーを外す必要が あります。フィルム室内部の、このねじを外さないと カバー外れません。黒色で見つけにくいねじでした。

シャッターが不安定だったのは、この部分の固着 でした。ベンジンで洗浄し、弱ったスプリングを新 たしいものに交換して改善しました。右上の黒い円 柱は露出計コイル、その下にノコ歯が見えます。

これが露出計です、内部の埃をきれいにすると 動き出しました。そこに興味深い仕組みを発見。 外から入った光は細いプラスチック棒内部を 赤矢印にそって進みます。露出不足で露出計が 指針が回転しないと黄色矢印の板がこの光を遮 断します。適正露出で指針が動くと、板がずれて 光が入りファインダー内に飛び出たプラスチック 棒が緑に光るというシンプルなインジケータです。

露出計が直って組みなおしたら、露出計が指 針が途中で止まってしまいました。よく見ると、 指針の動きをセレンを押さえている金具が邪 魔をしていました。ここに小さなゴムをスペー サーとして挟むことでことで改善しました。

珍しい機種ですのでシャッターの写真も掲載します。 レンズは固定焦点ですので、固定されています。