FUJICA 35-M
発売年:1957年
レンズ:FUJINON 4.5cm/F2.8
サイズ:123×80×61mm
シャッター速度:B・1〜1/400秒
重量:約630g
電池:なし
当時価格:15900円
 距離計連動式カメラ。露出計のない完全マニュアル機。軍艦部にある巻き上げノブのようなものは、フォーカシングノブ。巻き上げレバーは底部右側に付いている。巻き戻しクランクは左側面に付いているというユニークな構造。右手だけでチャージ、ピント、レリーズを行える設計。シャッター速度と絞りは鏡胴リングで設定する。明かり取り窓も大きく、パララックス補正付き。富士写真フイルムが出した初の35mm機で、国内グッドデザインに選定され、58年のベルギー万国博でも銀メダルを受賞している。

レストア情報
巻き上げとともにシャッター羽根が開く。距離計のずれ。シャッターを分解したところ、内部のスプリングが外れいたことが原因。さらに、ハーフミラー製作、距離計調整等、広範囲にわたるレストアとなった。


作 例